睡眠の役割(1)

不眠が脳のニューロンに与える影響は…。
100年以上も前に、
ロシアの科学者マリア・マナセーナ博士は、
長い間眠らないと体の中に何が起こるかの実験をしました。

10頭の子犬を眠らないように起こし続けた結果、
4、5日で子犬たちは全て死んでしまいました。

その後も多くの科学者が同様の実験を繰り返し、
子犬だけでなく、成犬やネズミなども長い間眠らせないと、
皆死んでしまうことを確認しました。

このことから、眠りは生きていくために、なくてはならないことが分かったのです。

長い間眠りをとれずに死んだ動物たちの体を調べた結果、
脳以外に変化が見られず、脳の中に大きな変化があることが分かりました。

脳の中には多くのニューロン(神経細胞)があります。

これは、脳に入ってくる情報を処理するという機能
(見たり聞いたり、体を動かしたり、喜びや悲しみを表現など)の
処理をする役目を持っています。

このニューロンに沢山のキズがあったり、壊れていたり、
死んでしまっていることを発見しました。

とりわけ大脳のニューロンに顕著に表れていました。

このことからも、大脳のニューロンを守るために大切なものが
睡眠ということが分かりました。

普通の生活では何日も眠らずにいられません。

我慢して起きていても、眠くてたまらない状態になり眠り込んでしまうのが一般的です。
これは、大脳のニューロンが、「もう休ませてくれ」という信号を出しているからです。

眠気がこれにあたります。

グッスリ眠った後は眠気もなくなり、元気になります。

疲れた大脳が眠っている間に新しく生まれ変わることができたからです。

不眠症が脳に与える影響が大変強いことが分かりますね。

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