レム睡眠行動障害
「レム睡眠行動障害」の症状は、
「夢遊病(睡眠時遊行症)」と似ていますが全く異なるものです。
両者ともに「睡眠障害」の中では、「睡眠時随判症」と呼ばれています。
「レム睡眠行動障害」は、
レム睡眠(身体の筋肉は休んでいて動けない状態だが、
脳は夢を見ている状態)中に、
何らかの原因で身体の筋肉が動いて、
夢の内容と同じ行動をおこしてしまう病気で、
1986年に発表された、新しい疾患概念です。
極端に寝相が悪かったり、大きな声での寝言や叫び声、不自然な行動などがあり、
家族が驚いてしまいますが、本人は全く気がついていないことが多いのです。

症状が重い場合、
寝室を歩き回ったり、
隣で寝ている人を殴ったり、
壁やベッドを蹴ったりと
暴力的なこともあります。
こうなると、
笑い話ではすまなくなり、
本人を起こしたりしますが、
本人は
「怖い夢を見ていた」などと
言って、
その行動には
気づいていません。
原因ははっきり分かっていませんが、
高齢者に多く、パーキンソン病などの脳の病気と関連している場合もあります。
クロナゼパムという薬が有効といわれていますが、症状の進行を抑えるためにも、
早めに睡眠外来を訪れて、専門医の意見をお聞きした方が良いでしょう。