睡眠と文化
睡眠と文化
睡眠をとる時間や場所は文化によって異なります。
多くの文化の中では睡眠を取る場所(寝室)と時間はほぼ決まっています。
現代の日本人の場合、電車やバスによる通勤・通学をする者も多いため、
これらの交通機関の中で眠る者が多く、外国人からは異様なものに見えるらしい。
高校の生徒や大学の学生の中には、授業中に眠るものも多くいて、
このような、座った状態での眠りは「居眠り」と呼ばれています。
夜の睡眠は、伝統的には布団の中でとられていますが、
一般的には、これは「寝る」(横になること)と云います。

年をとると早寝早起きの習慣が身につくと一般に考えられています。
頭を北に、足を南に配置する形で寝ることは北枕と呼ばれ、避けるべきこととされ、
亡くなった方をこの北枕に安置することが日本文化の一つの形になっています。
地中海地方などに見られる午睡(シエスタ)の風習は日本にはありませんが、近年、睡眠不足を補うことと能率を上げるための手段として、昼寝できる施設や習慣が少しずつ増えてきています。
睡眠をめぐる言語表現
恐らくは他の多くの言語と同じく、日本語でも死と性行為は睡眠にたとえられています。
死はしばしば「永眠」と呼ばれ、「寝る」という語は性的交渉を持つことの意で用いられることがあります。
なお、「寝る」と「眠る(睡る)」は、ほぼ同意ですが、「寝る」の方には身体を横たえる意味があり、
「眠る」には無いと思います。
また、「寝る」、「眠る」という語を含むことわざとして次のようなものがあります。
果報は寝て待て
寝る間も惜しんで
寝る子は育つ
寝ても覚めても
寝た子を起こす
草木も眠る丑三つ時
猫鼠同眠
寝食を忘れる