不眠症!眠りたいけど眠れない
「眠りたいけど眠れない」人、いわゆる「睡眠障害」を持っている人は、
日本人の成人で5人に1人と云われています。
「睡眠障害」とは睡眠と覚醒に関係するいろいろな病気の総称を云いますが、
現代病の一つで、先進国では共通の社会的問題として取り上げられています。
睡眠障害国際分類では90種類もの睡眠障害があるそうです。
よく知られているものに「不眠症」「過眠症」などがあります。
実際には良く眠っているにも係わらず、熟睡感がなく「眠れない」と思い込んでしまう
「精神生理性不眠」は「眠らなければ」とあせるあまり、返って眠れなくなることがおきます。

「睡眠関連呼吸障害」は「過眠症」に属し、昼間、過度の眠気に襲われます。
夜、充分眠れないからのものと、充分眠っているにも係わらず眠気が出るものとに分けられます。
「睡眠時無呼吸症候群」は睡眠関連呼吸障害の一つに入り、
肥満の人、首の短い人、扁桃腺肥大の人ががなりやすい睡眠障害です。
この人たちの特徴は、呼吸時に空気の通る気道(上気道)が狭い上、
睡眠時にはその周辺の筋肉の緊張が緩み、気道をふさぐためにおきます。
10秒から長い人で90秒も呼吸が止まり、窒息状況になり、
呼吸再開の時に激しいイビキをかきます。
こんな状況にも係わらず本人に自覚症状が全くないのが特徴です。
大きなイビキを途切れがちにかく人、寝ている間に息苦しくなる人、
昼間、猛烈な眠気に襲われる人などは要注意と云えます。
睡眠障害をほっておくと、様々な生活習慣病を引き起こします。
これは、眠っている間に分泌されるホルモンが分泌されにくくなるため、
免疫力が弱まり、糖尿病、心臓疾患、脳卒中などの生活習慣病が引き起こされるのです。
高血圧、心筋梗塞、脳梗塞、不整脈などの原因にもなる危険性があります。
昼間の猛烈な眠気で交通事故を起こしたり、能率や集中力の低下など、
日常生活に悪影響を与える「睡眠障害」を解消するためには、早い時期に専門家に相談することが重要です。
*photograph by ivory