不眠症にならないための「浅い眠り」と「深い眠り」

「浅い眠り」と「深い眠り」

朝、起きた時「アア良く寝た、スッキリ爽やかだナー」と云う時と
「なんだか、寝たりないナー、もう少し寝たいナー」と感じる時があります。
同じ条件で寝ていても、人により、環境により違った睡眠になることが多々あります。

どうしてなのでしょうか?

「眠り」のメカニズムは全てが明らかになっているわけありませんが、
脳との関係は明確にされてきています。
「睡眠」には、心身と体力の回復を図る役目があります。
心身の回復は、疲れた脳を休めるためで、
起きている間、働きずくめだった脳を休ませる必要があります。
人が眠むくなるのは、体の疲れからというよりも、大脳の疲れからと云われています。

寝かせない動物実験では、眠らせないでおくと、ほとんど死んでしまったとの
データもある程です。
それも脳にある神経細胞(ニューロン)に大きな変化があり、
壊れたり、傷ついたり、死んでしまった細胞の多くは、大脳に見られたと云います。
つまり、睡眠は脳を休めるために欠くことが出来ないものなのです。

そして、睡眠を誘引したり、維持させる「睡眠物質」があることも分かってきています。

ニューロンの機能の回復や新生に役立つ物質やニューロンの障害などを
阻止する物質などによって、睡眠中の大脳の修復がなされているのです。

この睡眠物質によって、疲れていてもグッスリ眠って、リフレッシュできると云うわけです。


花の香り

「眠り」と一言で云っても、「浅い眠り」と「深い眠り」があり、
一晩のうち、これが交互に繰り返されています。

これが、「浅い眠り」の「レム睡眠」と「深い眠り」の「ノンレム睡眠」です。
この二つの「睡眠」、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」が
一定のリズムで繰り返えされていることは明らかにされています。

「レム睡眠」とは、Rapid Eye Movement の略でREM(レム)で、
これは、閉じたまぶたの下で眼球がキョロキョロ動くことから、こう呼ばれています。
「ノンレム睡眠」はレムではないと云う意味で使われています。

「レム睡眠」は体が眠り、「ノンレム睡眠」は脳が眠っている状態です。

寝入りばな直後には「ノンレム睡眠」が現れ、以後眠りが深くなるに連れて、
呼吸回数や脈拍は少なくなり、筋肉は動いていても、夢を見ることはほとんどないようです。

この深い眠りをうまく使えば、脳を休め、熟睡感が得られるのです。
短眠の人たちの多くはこの眠り、例えば、昼寝や居眠りなどを
うまく日常生活に取り込んでいるはずです。

座禅や瞑想やヨガなども、
その役割りの一つに脳を休める技法があるのではないかと思われます。

「レム睡眠」は逆に体は眠っているのに、脳は活動している「浅い眠り」の状況です。
記憶や心の整理が行われ、脳の発達に役立つと云われています。
呼吸や脈拍は不規則で、夢を見るのもこの状況の時で、目覚めの準備状況と云えます。
この時に起きるとスッキリ、爽やか状態で気分は上々といった所です。

「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」は1セット90分の周期で、睡眠中に繰り返されています。
自然の目覚めは浅い眠りの「レム睡眠」の終わり頃訪れます。
ですから、深い眠りの「ノンレム睡眠」の時、
強制的に起こされると目覚めは最悪の状況となります。


*photograph by ivory





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